「香り作りに失敗した料理はダメ」とチョウユさんも言ってたよね
カップヌードル・スモークベーコンカリー味は個人的には残念な出来であった。味と香りの両面において。味もそうなのだが、それ以前に臭くてダメだった。香りが悪い食べ物は、一部を除いて積極的に食されるものではないだろう。
1995年当時、自分は週刊少年マガジンを愛読していた。当時のマガジンはまさに神雑誌と言ってよいほど面白くすばらしい出来(特に『将太の寿司』は一番面白い時期だった)で、毎週発売日が楽しみで楽しみで仕方がなかった。そんな時期に『中華一番』の新連載がスタートした。
同作に関してはアニメ含め、非常に有名な作品なので知っている人は多いと思う。個人的に大好きな漫画だったのだが、『中華一番』は特級厨師試験終了で最初の連載が終わり、再連載時の『真・中華一番』に至っては、明確な打ち切りエンドで残念な終わり方となってしまった。近年再評価されているようだが、その漫画において「料理における香りの重要性」についてのエピソードがある。
四川から広州に出てきたマオは、とりあえずチンゲン菜の炒め物を作るように言われて作るが、陽泉酒家(連載当時は『南泉酒家』だったような・・・)の料理人は誰も食べてくれなかった。
考えた末に「広州の泥水によって料理に泥臭い匂いが付いてしまっている」と気づき、その時にチョウユさんに「料理はまず香りから入って行くもの・・・香り作りに失敗した料理に誰が箸など付けてくれるものか」と、マオが気づいたことをあらためて告げる。
マオは最終的にその泥臭さを無くす方法を見いだし、陽泉酒家の一員として見事に認められ、ストーリーは展開して行く・・・
まあ水が泥臭いのは漫画の中の話にすぎないとは思うが、香りは料理にとってそれほど重要なものなのだ。確かに良い匂いは食欲をそそるし、実際美味しいよね。全部の料理に当てはまるわけじゃないけど、香りは重要だよね。
カップヌードルのスモークベーコンカリー味はそこからまず失敗していたと言っていい。いくらパクチー使いたかったとはいえ、食欲をそそらない匂いじゃね。それでもって味までダメだとは・・・



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