HONDA VT250 SPADA インプレ・レビュー①(2022/12/27)

Honda

249cc/水冷4サイクル・DOHCV型2気筒/40PS
1989年式

VTシリーズの中でも知名度抜群のスパーダを、バイク屋で見かけて衝動買い!パワフルかつ扱いやすいエンジンはすばらしいの一言!そんなすばらしいバイクだからこそ、ミニバンに「スパーダ」の名前を使うのは止めて欲しかった・・・

 ホンダのVTシリーズに関してはその誕生秘話含めてあまりにも有名だが、VT250スパーダはVT250シリーズの成熟期に誕生した。時代はまさにバブル絶頂期、80年代末のことである。

 スパーダといえば、やはりそのデザインとアルミフレームであろう。スパーダとはイタリア語で剣のことをいい、イタリアンデザインのおしゃれなバイク!実に強烈な個性を放っている。アルミフレームはCASTECフレームと呼ばれ、これもスパーダの最大の個性となっている。触ってみると、軽く丈夫であるアルミの質感がよく伝わってくる。そんなフレームを搭載するだけで車両価格はかなり高くなってしまいそうだが、同時期に引き続き併売された同じエンジン搭載車である、VTZ250の新車価格399,000円よりも10万円ほど高価な新車価格498,000円でVT250スパーダは発売された。バブル時代でさぞかし売れたと思いきや、VTZのほうを選ぶ人が多く、スパーダは思いのほか販売面では振るわなかったようだ。そりゃ、同メーカーの似たようなバイクが10万安かったらそっち行くわな(笑)

広告塔はあのアイルトン・セナ!!

 バブル時代はF1バブルでもあったが、その時代で最も有名なレーサーだったのがマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナである。ある世代以上の人なら、アイルトン・セナを知らない人はいないのではないかというほどの超有名レーサー。スパーダはそのセナを広告塔に起用した。キャッチコピーは「セナさんの自由時間が、はじまる。」色々な意味でバブリーなバイクであったのだ。

 スパーダはXT250X時代に、行きつけのショップに入荷していたのを購入した。1989年式・緑色で、走行31000kmくらいの美車であった。ハンドルはオリジナルのセパハンではなくハリケーンのバーハンが装着され、ブレーキホースは車外品のカラフルなものに交換されていた。価格は17万円くらいだったかな?「こんなきれいなスパーダがこの価格で!逃すともう良いものが出てこないかも・・・」と思い、XT250Xからの乗り換え購入。

 まさに衝動買いだった。でもそれはそれでよかったとは思っている。もしすぐに決めていなければ、すぐに他の人が買っていただろうしね。

VT250 SPADAインプレ②→

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