TMAX500の短所
■重い
排気量を考えると仕方がない点でもあるが、重量がそれなりにあるので取り回しは良くない。2代目マジェスティなどの軽い部類の250ccスクーターと比べると、かなりの重さを感じるであろう。初期型でかなり重いので、モデルチェンジ後のTMAX530や560はもっと重くなっている(パワーと性能も上がっているが)。その重さゆえにセンタースタンドを出すのが大変ではあった。
TMAXの購入を考えているなら、可能ならば販売店で取り回させてもらうのがよいだろう。
■足つきが良くない(ただしこれはスポーツ性能の裏返し)
TMAXは足つきが良くない。マジェスティやマグザム、フュージョン、ジェンマなど長いビッグスクーターと比べると非常に悪く感じるであろう。ただし、これはスポーツ性能の裏返しなので、仕方のない点でもある。
峠を走ってみても感じるが、もしTMAXの足つきが良かったら、最大の長所であるスポーツ性能がスポイルされてしまうのだ。スポーツバイクのようなフレームを持つTMAXの性能を最大に活かすためには、足つきの悪さはやむを得ない点なのである。
しかしながら、スクーターなので思っている程の足つきの悪さは感じない。停車時に車体を傾けてやればべったりと足が着くので、街乗りなどでも苦労した記憶がない。ただしうっかり右に傾けてしまうと、重~い大型バイクらしくそのままガシャッと倒してしまいかねないので、注意!!
取り回しの件同様、購入を考えているなら(店頭に在庫があれば)販売店で座らせてもらおう。
■燃費があまり良くない
燃費に関しては街乗りで14km/lほど。BMWのF650GS(単気筒)が街乗り16km/lだったので、それより2kmほど低い数字となった。ツーリング燃費に関しては、TMAX購入時当たりからあまり遠出しなくなったので、計っていないのでわからないのだが(すみません)、F650GSがツーリング燃費24km/lだったことを考えると、20km/l前後にはなると思われる。ガソリンは国内仕様といえどもハイオク指定。レギュラーを入れてしまうと本来の性能が発揮できなくなるので気をつけよう。
■狭いシート下の収納
TMAXはスポーツバイクとビッグスクーターとツアラーが合わさったバイクなのだが、ビグスクーターの要素として物足りないのが、シート下の収納。250ccなどのビッグスクーターはシート下の収納スペースが他を圧倒するほど大きく広く、非常に利便性に優れたものとなっている。TMAXもきっと大容量のシート下の収納スペースがあるだろう・・・・・・と思いたいが、シート下のスペースは非常に狭い。理由はもちろんフレームによるもの。


シート下の収納はこのように非常に狭くなっているので、日常使用時とツーリング時には是非ともトップケースの装着を強くおすすめしたい。大きめのメットも収納でき、買い物などにも大活躍するからだ。ちなみに写真に写っている配線はETCのもの。
容量こそ小さいが、シートを開くと小型の照明が点灯するようになっていて、夜間でも収納スペース内を視認することができる。また、ダンパー付きでもあり、シートの開閉が安心かつ便利に行える。
初期型はこのように非常に収納スペースが狭い。モデルチェンジ後のTMAX530・560は容量がアップしているので、選べるならそちらが良いだろう。
まとめ
色々と噂のTMAX。なぜこれほどまでに評価されているのか、そしてなぜ(特にメイン市場の欧州で)売れているのか・・・その理由は所有してみてよくわかった。T魔などと言われていてMT信者からも一目置かれているほどのマシン。
遠出しなくなってきたとはいえ、その代わりにTMAXでは峠をたくさん走った。もっと遠出しておけば良かったとも思うが、TMAXとはスポーツしたくなるバイクなので、性能を活かした使い方はできたと思っている。腕のまったくないド素人の自分でも、スポーツしたくなるマシン。
メインバイクとして、駐輪スペース等の関係でバイクが一台しか所有できないといった人にも自信を持っておすすめできる、総合性能の非常に高い、すばらしいバイクである。最後にまた強く主張したい。
TMAXはスクーターではない!!

