YAMAHA TMAX500(キャブ) インプレ・レビュー①(2023/10/15)

Motorcycle

499cc/水冷4サイクル DOHC並列2気筒/38PS

スクーターを超越した性能を持つと評判のTMAX!!一度所有して乗ってみたかったので、安く買える初期型をチョイス!初期型の国内仕様だけど、十分な性能を誇りました。TMAXはスクーターではない!!

TMAXはスクーターではない

 YAMAHA TMAXに関しては今さら語るまでもない。メイン市場の欧州を中心に革新をもたらせ大ヒット、そして国内でも大人気となったマシンである。TMAXは見た目はビッグスクーターである。だが乗ったことがある人ならわかるはずだ、「TMAXはスクーターではない」ということが。普段の街乗りではやや気づきにくいかもしれないが、峠に持ち込んでワインディングを走ってみると、このことが一発で分かる。自分のような素人でも、スクーターでは絶対に出来ない走りを堪能することができたのだ。腕のある人が峠でこいつを駆って走れば、スーパースポーツバイク(=SS)とも張り合えると思える性能だ。

 TMAXはスクーターとスポーツバイクの良いとこ取りをしたようなマシン。形はスクーターだが、機構が工夫され、スポーツ性能が飛躍的に高められている。もちろんスポーツ性能が良いだけではなく、パワフルなエンジン、シルエットがスクーターで乗り降りがとても楽&乗り心地が非常に優れ、ツーリング性能も極めて高く、上質なツアラーとしての魅力も持っている。

 TMAXは2001年に発売が開始され、熟成を重ねながら現在まで発売されているロングセラーモデルだ。歴代モデルはメイン市場である欧州でまず発売され、遅れて日本市場に投入される流れとなっている。
 自分が購入したのは初期型のTMAX500のキャブ仕様。そしてその初期型モデルは、2003年からはインジェクション化され進化を重ねた。そして2012年にフルモデルチェンジが行われ、排気量が約30ccアップしたTMAX560が登場し、2019年にはさらなるモデルチェンジが施され、現行のTMAX560となった。

 

向かって左が自分のTMAX500(初期型)。隣はモデルチェンジ後のTMAX530

 写真のTMAX530にも少し乗ることができ、ちょうど初期型との比較ができたのだが、見事な500の進化版といった感じで、すべての性能&装備がパワーアップしているという感じだった。現行のTMAX560はさらに良くなっているのだろう。

 ライトが暗すぎて夜の走行が危険なくらいだったBMW F650GSの乗り換えを考えた時、次はどれにしようかと考えた。ふと、以前から気になっていたTMAXが頭に浮かんだ。「初期型なら、安く手に入らないかな・・・?」との期待も手伝って、購入候補に。同時期にはフォーサイトEXも所持していたが「TMAXなら楽しいだろうし、500ccと250ccのスクーターを2台持つ感覚とは異なるだろう」と考えて最終的にTMAXに決定することとなった。

 多くのライダーを唸らせたTMAXとは、果たしてどのようなマシンなのだろう。

TMAX500(キャブ) インプレ②→

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