セロー225WE(4JG6) インプレ・レビュー③(2022/12/19)

Motorcycle

 オフロードを走ったことは、セロー225W所持時代に一度だけあった。そこの道はグランドアクシスに乗っていた頃に見つけた未舗装路で、気になって試しに少し入ってみたが、まったく歯が立たずにすぐに引き返してきた道である。このときは道からの衝撃でマシンが壊れるかと思った(^^; ←スクーターで行くなよ

 「オフ車でないとダメだな・・・」とその時は思い、もしオフ車に乗ることがあったらまた来ようと決めていた。決して狙ったわけではないが、ちょうどグランドアクシスからセロー225Wに乗り換えたので、晴れてその道を走ってみた。だが初めてのオフロード、そしてタイヤがD604だったので非常に走りにくかった。

 そして数年後、セロー225WEを手に入れて、山を走り、そして未舗装路も走ってみた。とんでもない獣道へはさすがに行けなかったので、軽トラが走れる作業道や、「○○林道」の標識がある、初心者でも走りやすい、転倒の可能性が低いくらいの未舗装路がメインだった。中級以上のオフローダーにとっては「そんなのオフロードじゃねえ!」って言われてしまうような道だとは思うが・・・w

 山のオフロードは楽しさもあるが、やっぱり怖い。見た目は大したことない道に見えるのに、普段走っている舗装路と違いすぎる!とにかく揺れる振られる!スタンディングでも揺れると怖い(^^:道幅が狭いところではバイクを降りて取り回しても切り返せないこともあり、選択を誤ってとんでもない所に入ってしまうとバイクで二度と戻ってこられない危険すらある。経験者や腕のある人は鉈を持って草を切り、のこぎりで木を切りながら進んだり、沢を渡ったりするというのだからすごい。自分はオフローダーが喜んで走るような手強い道にはもちろん入らなかった。1人だったし、初めてのオフ走行に近いレベルだったので、それで良かったと思う。それに、オフ走行はなるべく仲間がいたほうが良い。何かあった時に助けてもらえるからだ。

 上の写真はかなり走りやすい道だが、それでも路面は土、さらに木の枝(小枝ではないやつも多い)が大量に堆積していたりして、自分のような超初心者にとっては見た目ほど走りやすくはないのだ。この時も枝が車輪に巻き込まれたりして苦労した。走っていて、「後輪が何かおかしい」と気づき、停車して見てみたら、そこそこの大きさの木の枝が車輪に絡まっていた。この時は枝を引き抜いて走行を再開したが、抜きにくかった記憶がある。

 オフロードを何度か走ってみて、オフ車の低速重視の理由や車体の軽さの重要さを身をもって知ることができ、同時に普段走っている舗装路がいかに走りやすいかを嫌と言うほど知ることになった。セロー225はスーパーローギアを装備していたので、困ったらスーパーローに入れて色々凌いでいた。

 CB750があることもあって、このセロー225WEは普段乗りと山遊び用のバイクとしての使用がメインだった。後日、バイクを1台にまとめたくて比較的短い期間で下りてしまったが、名車セロー225の完成形としての高い実力をオンオフ問わず体験できた、すばらしいバイクであった。今考えるとこの年式で低走行、しかも美車のセロー225WEを手放してしまったのは後悔もある。このような程度の良いセロー225はなかなか出なくなってきたからねぇ・・・

所有期間:2013年3月~2013年8月

←セロー225WE(4JG6) インプレ②

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