クリスティアーノ・ロナウドが退団してからの初試合、ユベントスはホームで昇格組のエンポリと対戦した。試合は0-1で敗戦、非常に無様な結果となった。これでユーベは開幕2戦で1分け1敗。ライバルチームが順調に連勝している中、ユーベだけ沈んでいる状態だ。上位相手ならばまだ納得出来る面もあるが、相手はウディネーゼと昇格組のエンポリ。正直、しゃれにならない。
この試合、失点は多少アンラッキーな部分もあったので仕方がなかったが、深刻なのは攻撃面。4-3-1-2のトップ下に入ったディバラがとにかく絶不調で、昨季のディバラを見るかのように、とにかくボールが収まらない。ディバラが不調なら不調で別の攻め方ができればよかったのだが、今のユーベには「攻撃の形が何もない」。キエーザが孤軍奮闘して枠内シュートを何本か叩き込んだのみであり、キエーザが後半に交代してからは、何もできずに守り切られてあっけなく終戦。本当に情けない。キエッリーニが試合後に言っていたらしいが、完全に今のユーベはチームになっていない。
では、ユーベの攻撃の形が無くなってしまったのは何故だろう?
一言で言うと「ロナウドさんお願いします」か。
ここ数シーズンのユーベはロナウドを獲得したことで、必然的に彼を使わなければならないし、その結果彼に頼ってしまっていたのだ。連携らしい連携も無く、ひたすら下手なパスやクロスをロナウド目がけて放り込むことが当たり前になってしまっていた。それでも超人的な能力でそれを決めてくれたのはさすがCR7であるが・・・。攻撃の形が何も無い中、ロナウドでかろうじて持っていた状態と言っていい。
そんな状態で、CR7が抜ければどうなるか。答えは火を見るより明らかであった。
レアルマドリードもロナウド退団後に苦しんだが、今のユーベはそれ以上に大変。崩壊してしまったチームをまた作り直すにはアッレグリといえども時間が必要だ。それまでスクデット争いから脱落しないことを祈りたいが、最悪の場合はアッレグリでも立て直せずに、CL権を落とすこともある。そうならないことを信じたいが・・・


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