フジテレビ、セリエA20/21放映権獲得

FOOTBALL

 驚きの一報がもたらされた。フジテレビがCSチャンネルの「フジテレビONE/TWO/NEXT」の3チャンネルに分けて、CSでセリエAの放映をすることが決まったとのこと。CS以外ではネットのオンデマンド配信で見ることができるようだ。ツイッター上では、その話題でセリエファンが盛り上がっている。賛否両論あるみたいだが、DAZNで済ませたい人が多いようで、否定的なツイートが多い。

 そもそもセリエは大元の配信元が独占契約を認めていないため、DAZNが日本において独占配信するのは不可能であった。昨季はスカパーもまだ放映権を持っていたため、DAZNとスカパーに分かれての放送となっていた。今シーズンはスカパーがセリエの放映契約をしなかったため、実質DAZNの独占みたいになっていたにすぎない。どこか手を挙げる所があれば、そこでもセリエは放送できる。それが昨季はスカパー、今月からはフジテレビCSなのだ。

 今回の件でDAZNを批判するツイートもかなり見たが、多くの人はセリエの配信元が独占契約を認めていないのを知らないで、「DAZNが独占を手放した」として批判している。そうではないのだ。自分もかつてはそれを知らずに「DAZNはセリエを独占しろ。スカパーは撤退しろ」などと無知ゆえにスカパーを批判したこともあったが(無知の極み、恥ずかしい)、それは筋違いであった。

 フジテレビは昨季までスカパーが持っていた枠を買い取ったようなもの。DAZNだけではなく、再参入したフジテレビへの批判ツイートも多く見かけた。「DAZNで済ませられなくなるから、よけいなことすんなよ、フジテレビ」といったもの。確かに、スポーツ視聴するためのメディアが分かれてしまっては不便だし、その分お金がかかってしまう(海外の違法サイトを利用しない場合)。プレミアリーグやラリーガならばDAZNでこと足りてしまうので、それを比べると文句も言いたくなるかもしれないが、先述したように、独占禁止の関係でセリエはどうしてもある程度不便になる。これはどうしようもない。批判するなら独占契約を認めていない、大元の配信先を批判すべきだ。「フジテレビは余計なことするな」というのは、さすがにわがままで勝手すぎないか。

 放送はユーベ戦を中心にやるらしい。フジ独占中継もあり、スカパー時代と変わらない感覚だ。とはいっても、税込月額1650円(チャンネル料金)で3チャンネルセット契約できるので、昨季のスカパーサッカーセット(税込3278円)の半額程度で済むのは嬉しい。初戦は11月22日の「ユベントスVSカリアリ」が午前4時35分から中継される。それまでに契約だな。

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