ピルロ新生ユベントス、すばらしいスタート

FOOTBALL

 監督がレジェンドのピルロに代わり、新たなスタートを切った新生ユベントス。セリエ初戦の相手は吉田麻也所属のラニエリ率いるサンプドリア。監督代わればチームが変わる。これからチームはどうなるか、クルセフスキやマッケニーといった若き才能はどうか、ユベンティーニはずっと気になっていたと思う。

 システムは3-5-2。これだけで期待してしまった。機能していなかったシステムに選手をとりあえず当てはめて起用していた感があった、中断明けのサッリ。4-3-3だから悪いのではなく、サッリボールを昨季のユーベのスカッドで4-3-3でやるのは無理、ということ。戦術と起用法が含め、現状のチームに合ってないのにひたすらそれに固執してただ選手任せで同じことを繰り返していた感じだった。まあサッリ、を責めるよりはそれしかやりようがなかったのかもしれないけど・・・。4-3-1-2でやってた時期もあったけど、今の時代では古すぎるからなぁ・・・。
 結局選手個人の能力に大きく依存せざるを得ない結果となり、ロナウドとディバラの個人技で点を取って勝ってきただけ。リーグ下位相手にはそれで通用したが、リーグ上位やCLの対戦相手にはまったく通用せず、中断明けの試合を振り返ってみても、イタリア杯決勝の相手、ナポリにはPK戦で敗れ(サッリの心はまだナポリにあるなどと言われちゃったり・・・)、アタランタには負けに等しいドロー、ミランに至っては2点リードしてからの守備崩壊で短時間で4失点して情けない大敗を喫するなど、ひどい試合もあった。
 最終的にフロントはサッリを解任し、そこで就任したのがピルロ。大きなサプライズであった。

 試合の感想は、一言で言うと「悪くない」。それに尽きる。そしてそれが一番大切なのである。大胆にアグレッシブに、ピルロに魂を入れてもらったかのようによく動く。前半13分に待望の初ゴールを決めたのは、新加入のクルセフスキ!いきなりやってくれた!まあ、
 クルセフスキ意外にもシャルケから加入したマッケニーや、U23から昇格し、サッリもスクデット獲得後にテストしたフラボッタが躍動し、これからの未来を期待させた。新選手以外も言うに及ばず。ラムジーは水を得た魚のように躍動しMOM文句なし、ラビオもすばらしいパフォーマンスを見せ、中盤が安定した。キエッリーニはいるだけで助かるし、ボヌッチも後方から効果的なパスやクロスを積極的に入れ、生き生きとプレイしていた。
 試合はボヌッチとロナウドの追加点で3-0で勝利!上々の滑り出しとなった。最後の最後で決めるロナウドはさすがである。

 まだ初戦なのでチームがまったく出来ておらず、1点取った後になかなか追加点が取れなかったことや、クアリャレッラに危険なシュートを許すなど、もちろん課題もある。むしろあって当たり前だけど・・・(^^;だからこそそれを改善し、チームを作っていくことに期待できる。これからの新生ユベントスに乾杯!!

突っ走れ、Forza Juventus!!

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