
223cc/空冷4サイクル・SOHC単気筒/20PS
1993年式初期モデル
グランドアクシス100で自動二輪の領域に踏み込んだものの、街乗りはともかく遠出においては原付二種ゆえに余裕がまったくなかったどころか、郊外の一般道における高速域や、峠越えにつらいものがあったので、上の排気量に乗ってみたくなった。
アドレスv125の大ヒット時代あたりから原付二種がとにかくもてはやされ、「ピンクナンバーのネガは高速に乗れないことだけ」などとバイク雑誌の記事にすら書いてあったが、実際には原付二種ですべてに満足とはいかないものがあった。
もちろんメインバイクが原付二種で満足できる人ならば、車両価格や燃費、維持費に関しては申し分ないのでピンクナンバーが最強になろう。しかし自分はそうではなかった。実際に原付二種を1年ほど所有して長距離短距離乗ってみたことで、その長所と短所がわかったのである。特に動力性能に関しては排気量なりなので、どうしようもない。同じ速度であっても、それを出すためには250cc以上と比べてとにかく回さなければならないので、ツーリングに関してはどうしても疲れてしまうのだ。コマジェのようなモデルならば長距離適性はあるにはあるのだが。
そんなわけで、普通二輪に付いていた限定を解除するために再び教習所へ。ここで言う限定解除はかつての大型二輪に乗れるようになるための限定解除ではなく、「普通二輪に小型ATの限定が付いていたので、それを解除して普通二輪にする」ことを指す。当時の自分の免許証の記載には「普通二輪は125ccATに限る」みたいなのが書いてあった記憶がある。
当時の自分は、車と同じ速度で走れるピンクナンバーに乗れればすべてに満足できると本気で思っていたのと、あくまでも日常の移動手段としてバイクを考えていたに過ぎないので、原付二種スクーターに乗れる資格があればそれで良かったのだ。しかしグランドアクシスで遠出をすることによってツーリングの楽しさを知ってしまい、バイクに目覚めてしまったのだ。
卒業検定までストレートに無事パスできて、普通二輪免許を手に入れた。これで400ccまでのバイクなら何でも乗れるようになり、選択肢が大幅に広まった。これで本格的にライダーの仲間入り、やったぜ (・∀・)!!