バルセロナ退団以降、メッシの去就は世界中で注目されていた。移籍先候補に真っ先に挙がったのが、PSGと昨年にも噂があったマンチェスターシティである。それに彼の給料をまかなえるマンチェスターユナイテッドなどが移籍先候補として名前が挙げられていた。
結果は予想通りと言うか、フランス・リーグアンのパリサンジェルマンに決まった。移籍のライバルと目されていたマンチェスターシティはアストン・ヴィラからグリーリッシュを獲得して彼に10番を与え、そしてグアルディオラ監督がメッシの獲得を否定した。この時点で移籍先は事実上、PSGひとつに絞られた。
メッシの給料を払えて、親友のネイマールがいて、FFPが大人の事情で適用されないクラブといえばメッシの最有力移籍先クラブとなり、それはパリしかなかった。
先日のバルサ退団会見でメッシは涙していたが、数日後には笑顔でPSGの入団発表が行われたところを見ると、移籍は急に決まった話ではなく、もっと前から決まっていたのだろうと予想されている。
ともかく、これでムバッペが移籍しない場合、メッシ・ムバッペ・ネイマールというゲームで作ったような前線が完成する。彼らのみならず、PSGの面子だけ見ると、CLを制覇していて当たり前のメンバーである。潤沢な資金を惜しみなく投入すれば、いきなりは無理でも数シーズン後には間違いなく結果は出てくる。
昨シーズン(2020/21)のCL決勝はチェルシーとシティのオイルマネー対決、それにPSGとレアルマドリードを加えたベスト4を見てみても、4つのうちの3つがオイルマネークラブであり、結局お金があるクラブが勝てるんだなぁと思う。現にチェルシーはここ10年でもう2回もCLを獲っており、オイルマネーの力をまざまざと見せつけられた。現在プレミアリーグが隆盛を極めているが、それにオイルマネーが果たした役割は大きい。ビッグクラブでも何でもなかったチェルシーやシティをいきなり世界の強豪ビッグクラブへと変貌させてしまったのだから・・・。
PSGやシティがCLを制覇するのも時間の問題と言えるだろう。PSGの場合、果たしてメッシがいるうちにそれはやってくるのだろうか?


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