HONDA CB750(RC42)インプレ・レビュー②(2022/12/10)

CB750(RC42)
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 免許は取ったし、DT230LANZAも堪能したので、教習車と同じCB750(RC42)に乗り換えを決意。市販車仕様のRC42で公道を走ってみたいと思ったことと、ナナハンを体感したかったこと、中古車が多くて手が出しやすい価格だったこと、などが同車を選んだ決め手となった。年式は古いが安くて程度の良い中古が見つかり、それに決定した。年式は1995年だが、初年度登録は1998年のモデルらしい。後年のCBXカラーが登場する前のRC42である。おっさん臭いといえばそうかもしれないし、初年度登録が遅かったのは、時期的に限定解除の影響も多少はあったとは思うが、おそらく不人気で3年ほど売れ残っていたのだろうと思われるw当時はホンダの大型はCB1000が人気だったのかな?でもワインレッドは自分的には良い色だと思ったし、自分が買ったバイクではじめてタコメーターがあるマシンだったのが単純に嬉しかった。走行は30000km超であったが、ドノーマルで年式を感じさせないほどに綺麗な車体で、大切に乗られてきたことを感じさせた。

 動力性能はさすが750ccといったところで、「アアオオオー!」という音を上げながらの発進は非常にトルクフルで、それほど回転を上げずとも巡航速度にすぐ達した。下道ツーリングは非常に快適。
 高速に乗った時も100kmで4000回転くらいのエンジン回転数だったので、それほど回した記憶がない。ただし高速道路の移動では、乗っている人間はつらかった。スクリーンも何もない、まさにネイキッド状態だったので風を防げず、90kmくらいでの巡航が多かったと思う。エンジンはもちろん余裕があるけど。まあこれはRC42に限らず風を防げないバイク全般に当てはまるのだが・・・。
 あと気になったのはシート。教習車仕様はローシートだったが、市販車ではノーマルシートなので実は足つきは良くない。さらにこれが尻が痛くなりやすいシートなので、SA等以外では止まれない高速道路走行時には、かなり大変であった。実際、SAのたびに寄っていて休憩していた。
 「オフ車からオン車に乗り換えたので、これで尻痛とはおさらばだ~!」と思っていたのだが、実際はそうはいかなかった。オン・オフ問わず、尻が痛くなるシートは痛くなるものだ。オフでは、カワサキのスーパーシェルパのシートが触ってみた感じ、柔らかくて尻が痛くなりにくそうで良さそうである。ランツァのシート以上に柔らかかった。

 残念ながら、今回買ったRC42にはリアキャリアが付いていなかった。自分は「バイクには絶対に箱付けるマン」なので(笑)、リアキャリアを別途用意することにした。注文し、それが入荷するまではセロー時代の初期と同様にリュックと荷物用ネットで凌いでいたが、やっぱり不便であった。荷物以上にメットとグラブ等をしまっておけないのが不便だった。
 後日、ホンダ純正のリアキャリア(耐荷重5kg)を追加。再びGIVIのケースを使い回した。RC42は2008年の排ガス規制で消えるまで販売されていたので、オプションや部品はまだまだ普通に残っている状態であった。

 「重くて取り回しは大変だけど、走り出してしまえば楽」と大型バイクではよく言われるが、RC42にもそれが当てはまる。もっと排気量のあるモデルでは、さらにそう感じるであろう。
 ツーリング、特に高速道路を使ったツーリングが多いライダーには、大型バイクが向いている。やっぱりパワーがあると長距離の移動が楽である。低排気量の場合、とにかく回してパワーを搾り出さなくてはいけないので、常にブン回して巡航しなければならない。だからどうしても疲れやすい。しかし取り回しが軽く燃費も良いため、日常の街乗りや買い物、短距離の移動に向いている。大型バイク乗りで2台持ちが可能な人は、セカンドバイクとして125ccを持つのが維持費の面でもやっぱり無難だろうか。

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